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ビビッとくる名刺

ビビっとくる名刺は名刺ケースを振動させることで、名刺交換の際に効果的に相手に印象づけることが可能なデバイスです。振動はプログラムにより作成できるため、その人の職業や性格や好きなものなどに合わせた振動にすることが可能です。
例えば自動車販売会社の人であれば車のエンジンの振動、ゲーム会社の人であれば新作ゲームの打撃振動、またスマートフォンと組み合わせて名刺受け渡しの角度を検出することでビール瓶を空けてから注ぐ振動を再現することも可能です。
振動板は振動と同時に音を出すことも可能なので、よりリアルな印象を与えられます。

触覚を使用したアイデアを出す中で、紙のような薄いものと振動を組み合わせると新しい体験ができるのではないかと考えました。そのアイデアを元にグループを組み、プロトタイプをいくつか作成しました。一つは名刺入れに入るような小型化を、もう一つは振動、音、動作を取り入れてより豊かな体験をすることを目的としました。
「小型化バージョン」は名刺入れに電池、制御基板、振動板、スイッチを内蔵しました。豊かな体験を目指した「リアルバージョン」は名刺入れにスマートフォンを重ねてその角度によって音と振動をリアルタイムに変更させることによって、名刺交換の動作をビールを相手に注ぐ動作に見立て、ビール瓶の栓を開けて相手に注ぐところまでを再現しました。注ぎ終わりはトクトクという振動と音の間隔を徐々に狭くすることでよりリアルな体験をすることが可能になりました。
最終的には両者を統合したものの制作を目指しています。

「小型化バージョン」は名刺入れの上にスイッチと振動板があり、名刺の角度を変えるとスイッチが押されて振動が始まります。 名刺交換を想定した場面において、相手がこちらの名刺を受け取った際に名刺の角度を変えてスイッチを押します。
「リアルバージョン」は名刺入れの角度を手前に上げることでビールの栓が抜ける振動と音が発生し、そこから相手に向けて傾けるとビールを注ぐ振動と音が発生し、次第にトクトクという感覚が狭くなり、コップがビールで満たされている感覚を演出します。

日本では名刺はその人を表すとされ、デザインや素材なとさまざま工夫が凝らされています。
そこに触感を加えることでいままでにない名刺交換の体験をデザインすることが可能となり、名刺を受け取った人にも強く印象づけることが可能になると考えます。

ショッカソン2017ではUnity賞とTECHTILE賞を受賞しました。